最初は肩甲骨の痛みから

 今から10年ほど前、まだ、サラリーマン時代のことです。当時は、タバコも吸っていたので、喫煙ルームへ向かう途中、右肩甲骨の内側に痛みを感じて、腕をぐるぐると回しながら歩いていました。




 しかし、腕を回す体操をしても、湿布をしても、一向に治る気配がありません。それどころか、最初のころ、肩甲骨周辺は軽い痛みだったものが、だんだんと激痛に変わっていき、そのうえ、右腕全体が手首まで外側が痛くなり、指も痺れるような感覚になりました。

 職場へは、電車で通っていたのですが、ガタンゴトンと揺れるたびに、我慢できないほどの激痛が走ってました。

痛すぎたので整形外科に行ってみた

 さすがに痛みが我慢の限界だったので、有給休暇を取って、近くの整形外科に行くことにしました。

 症状を話すと、

医者 「おそらく、頸椎のヘルニアでしょうね。レントゲンを撮りましょう。」

僕  「いえいえ、首じゃなくて肩から腕が痛いんです。」

医者 「頸椎のヘルニアが飛び出して、神経を圧迫しているので、そこから、肩や腕が痛くなるのです。」

 と、説明を受け、レントゲンと撮ってみると、

医者 「やはり、頸椎のヘルニアですね。血行促進の注射と首のけん引のリハビリを受けてください。あと、お薬を出します。首の牽引は、2日に1回、3か月ほど続けるつもりでいてください。」

 そのうえ、頸椎カラー装具という首のコルセットのようなものも、用意するので付けるように言われました。

 ガ~~~~~ン、と頭の中で鐘が響いたような気がしました。

 痛み止めのブロック注射と湿布の処方ぐらいで、簡単に治ると思っていたので、正直言ってかなりショックでした。

 とはいうものの、専門家がそういうのだから、従わざる得ないので、3か月の安静加療の診断書をもらって、会社を休職して治療に専念することにしました。

整形外科で頸椎ヘルニアが治らない

 言われた通り、3か月間、ちゃんと首の牽引に通ったのに、まったく治りません。それどころか、リハビリを担当している理学療法士から、「3か月も通って治らないのはおかしいでしょう。」と、まるで、僕が仮病を使っているかのように言われる始末。

 言われた通り、会社まで休んで3か月も通ってるのに、「それは、こっちのセリフじゃ!」と言い返したかったけど、言えませんでした。

 仕方なく、セカンドオピニオンです。車で15分ほどのところにある総合病院に行くことにしました。

 そこでは、MRIを撮られて、診断結果は、やはり頸椎のヘルニアで、「完治するには手術しかない。」と言われました。

 手術の他に何かよい方法はないのかと思って、電車を乗り継いで労災病院にも行ってみましたが、MRIを撮られて、診断結果は同じでした。

 実は、隣の部署にいた若手のかなり優秀な社員が頸椎のヘルニアの手術を受けて、退院して職場に復帰したら廃人のように覇気も元気もない姿になったのを見ているので、どうしても手術だけは避けたかったのです。



義母からの紹介で

 もう手術しかないのかと悩んで、あきらめかけてた頃、義母が自分が通っている整体院に通ってはどうかという話がありました。

 そんな、年寄りの神経痛と違って、こっちは、病院もさじを投げてるような痛みだから、治るはずがないわと思いながらも、義母の顔を立てるためだけの気持ちで、電車で2時間ほどかかるところにある整体院に行ってみることにしました。

 そこの先生は、「頸椎のヘルニアになっても、痛みが出るわけじゃない。いろいろな筋肉が緊張しているから、痛みが出るのです。首を牽引して治るはずがないし、もし、治ったら奇跡です。」と、いきなり、整形外科の医者が言うことと正反対ともとれることを言い出しました。

 まあ、ウンチクは何とでも言えるからね。と思いながら、1時間ほど、軽く体を触ってもらってました。あまりにも、軽すぎるので、こんなんじゃ治らんやろうって、その時は思ってました。

 帰りの電車の中で、肩を回してみると、「あれっ?肩が軽い。痛みもだいぶましになってる。」のを実感。ウソでしょ!っていう気持ち。

 それから、計4回ほど通うと、痛みは完全になくなりました。

 整形外科では、手術をしないと治らないといわれた頸椎のヘルニアの痛みから逃れることができた瞬間でした。

 同時に、天気が下り坂になりそうだと、腕が疼くという天気予報の能力もなくなった瞬間でした。

 この整体院の先生と、そこを紹介してくれた義母には、今でも感謝しています。

頸椎ヘルニアの痛みの再発

 頸椎のヘルニアの痛みから開放されて、3年間ぐらいは何もなく過ごしていたのですが、また、肩甲骨から腕にかけて、忘れていた、あの嫌な痛みが出てきました。

 前回通った整体院に予約の電話をしてみると、体調が悪くなって止めましたという返事。

 い~や~、これは困ったぞ。

 ここから、僕の整体院探しのジブシーの旅が始まるのでした。

 行ったところは、整体院、カイロプラクティック、針灸院30か所以上。ホント、疲れました。お金もたくさん使いました。みなさん、ウンチクだけは言ってくれるんだけど、まったく治せません。

 感覚として言えば、頸椎のヘルニアの痛みを治せる整体師などの方は、90%以上いません。

 そんな中、やっとゴッドハンドというべき整体師に巡り合うことができ、2回ほど通うと痛みがウソのようになくなりました。

ゴッドハンドのはずが

 それから、健康体のまま2年ほどが経ちました。しかし、再びあの嫌な痛みの再発です。でも、まあ、ゴッドハンドの先生がいるから、また、楽勝で治してもらえると思ってました。

 2回ほど通ったのですが、治りません。
 
 先生からも、とうとう「僕の力では、治すことができません。」と言われてしまいました。

 そのとき、整形外科医の「手術しかありません。」という言葉が頭をよぎりました。

 どうしようか迷いました。手術は避けることは確定。でも、また、腕のいい整体師を探しても、巡り合う確率はゼロに等しいと思ってました。

 じゃあ、自分の体を実験台にして、自分で治してやろうと決意した瞬間でした。

 ここから、僕の試行錯誤が続いて、ありとあらゆることをやって、結果的に、今は痛みは完全になくなっています。そして、やっと、今は、治し方もわかりました。なので、再発したとしても、すぐに治せるので全く心配していません。