何もしないで脂漏性皮膚炎が治った

 ブログなどを見ていると、何もしないで脂漏性皮膚炎が治ったという方がたまにいらっしゃいます。

 つまり、水洗顔をして、保湿などのスキンケアもまったくしないといういわゆる肌断食の状態で治ったという方です。

 しかし、脂漏性皮膚炎は何もしないで治るような皮膚病ではありません。本当に治ったのであれば、次の二つが考えられます。





脂漏性皮膚炎ではなく単なる湿疹だった

 脂漏性皮膚炎は、

①皮膚の炎症を抑える。
②異常に繁殖したマラセチア菌を殺す。
③保湿することで皮脂の過剰分泌を抑える。
④体質改善を行う。

を行わないと治りません。

 何もしないで治ったというのであれば、そもそも脂漏性皮膚炎ではなかったということです。単なる湿疹で顔が赤かったのが、肌が持っている治癒能力によって自然治癒したということです。

脂漏性皮膚炎ではなく酒さ様皮膚炎だった

 脂漏性皮膚炎と酒さ様皮膚炎は、似たような症状になることがありますが、まったく違う皮膚病です。

 酒さ様皮膚炎は、ステロイドの長期使用による副作用で肌が炎症を起こしたものです。脱ステロイドをして、何もしないで治す。という方法もありますが、数年単位というとんでもなく時間がかかります。そのうえ、ステロイドを止めると、離脱症状で顔が真っ赤に腫れ上がることがあります。

 別の記事で書いていますが、酒さ様皮膚炎であれば、欧米では一般的な治療薬になっているロゼックスゲルという薬で治すのが一番の近道だと思います。